岡山の整理収納アドバイザー おおもとまさこです。
こたつで本を読んでいたら、夫がタイトルを見て、「あてつけ?!」と言いました。たしかにタイトルが夫へのあてつけっぽい(笑)
一田憲子『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく 夫と機嫌よく暮らす知恵』を読みました。
一田憲子さんの本を読んだのは初めてです。
なんだろう。
きれいごとじゃなくて、赤裸々に夫婦のことが書いてある。
でも、ただの愚痴じゃない。
夫への不満をただの愚痴で終わらせず、そこから自分自身と向き合って考えたことが書いてある。
「そうそう、そうなんよ」「あー私もそうやってきたなぁ」って、いっぱい頷きながら読みました。
マイノートにもたくさん書き写しました。
夫婦って、毎日毎日一緒に過ごしながら、互いに自分の人生を歩んでいるうちに、石が少しずつ育んだ波動を交換しあっている。それはごく微細な波動かもしれないけれど、長年降り積もることで、じわじわと違いの内臓に効いてくるような気がします。
わかるなぁ、内臓に効いてくる感覚(笑)
付き合いはじめてから30年、夫と一緒に生きてきて、ホントに語り尽くせないほどいろんなことがあったけど、
今が一番いい関係でいる気がします。
私は自分に自信がなかったので、夫に寄りかかりたいのに、寄りかかるどころか、夫は私が支えなきゃいけないような面もあって、お互い足下をふらつかせながら、倒れそうになりながら、ここまでなんとか倒れずにきました。
でも今は、私もしたいことをさせてもらって、夫に感謝できるようになったし、夫も私の仕事を応援してくれるようになりました。
夫婦が支え合うためには、まず互いの人生は別物、と知っておくことが大事な気がします。
今の私にはよくわかりますが、若い頃は、互いの人生が別物だなんて、知らなかったなぁ。誰かに教えてもらいたかったなぁ。
夫婦なんだから、家族なんだから、同じ考えで、一緒に人生を歩んでいくものと思い込んでいましたね。
私自身の考えが窮屈で、自分自身を苦しめていた部分もたくさんありました。
夫婦の生活で、いちばん腹が立つのは、期待が裏切られた時なのかもしれません。「これぐらいやってくれて当然」「これならやってくれるだろう」。そう思い込んでいたのに夫は、全く知らんぷり。そんな絶望感を解決するのは、「自分でできること」の数を増やすことなのだと思います。「これは男の役目」と思い込むことをやめて、大工仕事でも、力仕事でも、自分で出来るなら、先回りしてやってしまえば、すっきりさっぱりする気がします。
そうそう、これ、息子たちにもよく言われました。
「母さんが期待するから腹が立つんじゃろ。期待するのをやめた方がいいよ」
よく見てますよね、息子たちは。
でもわかってくれる息子たちがいるから、救われました。
今は期待じゃなく、
やってほしいことはお願いする。
夫が機嫌を損ねたとしても、
私ができないことはお願いする。
期待しただけじゃ伝わらないから。
まっすぐに自分の道を歩いていくのは簡単ですが、自分の計画や予定になかった脇道に逸れることで、人生は彩りを増すのではないかと思います。予想していなかったから、とまどうし、面倒だし、手間も時間も今までの倍必要だったりします。でもだからこそ思いもかけない発見があり、自分の可能性が広がり、きっと新しい扉が開くのだと思います。
夫という別の人間と一緒に暮らしたことで、私という人間が成長した部分もたくさんあるし、脇道だらけだったから、自分の可能性を見つけることができたのかもしれません。ムダなことは何ひとつなかったのかもしれません。
いま、夫が経済的に支えてくれるから、私は好きなことを仕事にしつつ、毎日楽しく暮らしていられます。
だから、私も夫に美味しいご飯を作ってあげようと思える。
これから息子たちが経済的に自立したら、夫にもしたいことをして生きていってほしいなぁと思います。
夫婦のカタチ。
私たち夫婦のカタチはいびつで、独特だと思うけど、他の人と比べる必要はないですね。私たちらしく、これからも夫婦で生きていくのかなぁと思います。
一田憲子さんの本、もっと読んでみよう。
2020.12.11
一生役立つ整理収納の理論とノウハウが学べる!
あなたも片づけられる人になる!
整理収納アドバイザー2級認定講座のご案内
■12月16日(水)
9:30~16:30
高橋建築 真備モデルハウス
■2021年1月16日(土)
9:30~16:30
高橋建築 真備モデルハウス
おうち日和 代表
整理収納アドバイザー おおもとまさこ
おうち日和HP: ouchi-biyori.com
お問い合わせ: momoninaritai2000@gmail.com
Comments